デリーの生活5年目のなって、まだまだ深い食 ギーの本当の意味

インドで企業の駐在でない限り大体の駐在で来られている人たちは家賃10万円以上~35万以上もしくはもっとの場所に住んでらっしゃいます。ドライバー、サーバントつきで、外を歩くこともあまりない、目的から目的へ、そのまま日本の生活のバリケードの中ですまなければなりません。なにか起これば会社が責任を取らなければならないので。それはそれはで大変なこと。
186日ルールで日本とインド、他の国を行き来しているわたしはそんな大出費は出来ないのでそこは日本より設備が悪いでも暮らせる環境で、そうなるとローカルの人たちとの接点はとても大きい、
UBERも使うしオートも使う、危険といわれていても小回りが利くし安い、
そんなデリー5年目の夏になって、まさしく骨に熱さが染みた去年を思い出しました。もともと低血圧なので冷房自体は苦手なのですがインドの4月5月6月7月はカラカラ夏45度あたりで雨がない、カラカラなので古い冷房設備だと寒すぎて、止めると今度は暑い、
8月頃か雨が降るのですがその湿度が半端じゃない。冬から夏のカラカラで骨まで干からびそうになり、また息苦しい湿度。
革製品が干からびているのを見て、自分の骨や皮膚もこの国に普通に住んでいたらたぶんカランカランになる!と実感。
と同時にデリーでの食、カニヤクマリ〔南インドの食)を今更ながら理解でき、納得でき、言われることがそーなんだ、とおおきくうなずけるようになりました。
わたしはヘナの仕事上ラジャスターン(4月はすでに45度超えのところ)へいくことが多いのでときどきデリーの人にバジュラを持って帰って、といわれたことがあり、最近はデリーでも雑穀ブーム。いかにヘルシーな家庭料理を作るか、奥様たちはキッチンに立ってメイドさんに指図しています。
最近はギーの美味しさにも目覚めて、お金持ちほどマーケットに売られているスパイスやギーは信じていません。
スパイスはホールで買って家庭で轢きます。ギーはミルクから作ります。
(ラジャスターンで頂いたギーは最高でした!)
ギーの良さ、知恵を知ればびっくりします。
ギーの作り方を簡単に説明すると
まず牛乳を熱します。すると脂肪分が分かれ上に固まります(インドの牛乳はなります)
脂肪分をとりわけ、冷水にいれてもっと脂肪分を取り出します。ここで脂肪分をさらに取り除いたあとの液体が
バターミルクといわれるもので、岩塩やチャートマサラ、ミントなどを入れて夏に飲まれます。
ここまでが無塩バター、
そしてさらにこれを火にかけて、
上に残った透明な液体がギー
7日間くらいかけて脂肪分を集めないと量が出来ないのです。
で
ギーのどこがいい???
ロミ先生はさらりと答えたのですが、これが」また開眼、ドン引き。そーなんだ
熱い暑い夏のインドで雑穀をたべたり(チャパティも全粒分)することが多いと体に水分が保たれない気候のため、または水分の排泄が悪い(必要なところになく、必要でないところにある)
昔インドが豊かでないとき、とくに排泄のために体内に油が必要だった。
雑穀、バジュラなどは日本人の食と比べて体から油をとるし水分を取る嫌いがある。
ギーはペットボトルに入れても他のオイルのように融和しにくい。
2ヶ月ペットボトルにいれてもそのペットボトルは簡単に洗える。他のオイルはすでに親和性があるため洗剤が必要。
だから
体内に残留することなくきれいに便、尿、汗を排泄する。
ここがギーの素晴らしいところ、
もちろんココナッツオイルと同じ(南インドはココナッツが主流)酸化しにくいので卵焼きのこげもできない。
素晴らしい回答で5年目に入ったインドの夏を体感しているわたしには大きな理解でした。
そんなわたしを見て、ロミ先生は当たり前ですと。〔笑い〕
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