12月のアーユルヴェーダ講習会を終えて
たくさんの収穫と反省点がおのおのにあり来月の定例に結びついたのは確かです。
今回は身内のようなお客様ばかりで施術したので、(お互いの練習だと真剣味がでない)、お客様にお断りしながら、講習会を開くのがこれからも恒例となるようです。
やはりお金をいただくとなると、まじめさが違います。
中には8本の手でさわられてなんて幸せ、といわれ、是非講習会の日をと選ばれる方もいらっしゃいます。
今回第二回となるのですが、とっても悩むところとなりました。
それは、アロマや、リフレからアーユルヴェーダ入門する人は、最初教わったことがベースに脳に染み付いているので、リフレや、西洋式マッサージの上に、アーユルヴェーダをしますが、初めて他人の体をマッサージする素人のかたは、アーユルヴェーダが基本となるので、
ストレートに施術が、生まれつきのセンスさえあれば、あっというまにコツが飲み込むことができる、という派閥がでてきたのです。
素人とプロを一緒にしたわたしも悪かったのですが、いまのスケジュールでは無理なのでこれからもこの組み合わせは続くでしょう。
面白いことにサロンを構える美容師のヘナの捉え方と、素人が行うヘナの取り組みの差と同じGAPをここで感じることになりました。
時にはプロ意識が、ビジネスの妨げにもなる場面があります。
その妨げとは、儲からないということです。言葉は悪いけれどお客様の支持を受けない可能性が高い,ということです。お客様の支持あってのビジネスです。
習得したもの、知識は運転と言うエンジンによって動かされるものだと思います。
エンジンは時にお金であったり、純粋な奉仕心、信仰、ときには嫉妬や憎しみもあるかもです。程度の差こそあれ、ドライブはできるだけ正しい道標を見て目標を定め、近道するのが一番良い事だと思います。プライドで運転はできません。
ここで、アーユルヴェーダ、とくにキリの施術に関してですが、
とてもダイナミックなものです。荒削りともいえるかもしれません。
技、指先の動き、リンパにそって、とか細やかな施術は5%もないといってよいでしょう。
キリのポイントは熱です。
いかに熱いところのハーブボールを体に上手く施術してゆくか、
熱によってハーブオイルが、良く入る方で100cc体に入ってゆくのです。
ショートコース20分の施術の中でお客様の体が冷えたままという事は、キリができていないということなのです。
インドでは熟練した2人が4つのハーブボールを使用しますが、受けての感覚としては、いつも熱いハーブボールが体のどこかにある感覚です。
ハーブボールが遊んでいる状態はないのです。
限られた時間の中で、密度の濃い何かが、治って欲しいというハートとともに凝縮している!というのがわたしの体感です。
西洋のリフレを習得された方たちは、どうしても細かい技、のほうに集中しがちです。
でもお客様はキリの施術のほうを好んでいるのがはっきりわかります。
今まで習ってきたことを全て白紙に戻すほうが、スーッとキリがどういうものかが入ってきます。
限られた、時間の中でいかにメリハリのあるキリをするかがポイントとなります。
現段階では技術の不足は多くのハーブボールを使用することでフォローしてますが、
目指すは、せめて5つでショートの施術は1人でこなすことです。
最後にハーブの色がしっかり染み付いたタオルを山のようにして、やっぱり高級エステとは程遠い、けれどリピータがしっかりとれるという現象はこれから、毎月の積み上げでお答えできると思います。
2007年ヘナでなくアーユルヴェーダで幕切れとは、考えもしないことでした。
2008年はアーユルヴェーダ一色になりそうです。
わたしはインドに帰って、癒してもらうしかないようです。
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